中学生の時
僕はある体験をしました。
授業を受けている最中
突然
教室中の全てのものが
キラキラと輝いて見えたんですね。
と同時に
なんとも言えないような
幸福感に包まれました。
僕の中から
何かが沸き上がってきて
溢れ出していくような感じでした。
そんな僕の様子に
先生も何か気付いたのか
「目が輝いているな」と言ってくれました。
ちょっと照れました。
その体験は
その一度きりで
その後
その感覚を
味わうことはありませんでした。
年を重ねれば重ねるほど
貴重な体験をしたのだなと思っています。
何物にも代えがたい経験でした。
何でもない
平凡な日常の一場面が
あんなにも
輝いて見えるなんて
それこそ本当の奇跡だなって。
それにしても
あれは一体何だったのでしょうか?
いわゆる「悟り」
みたいなものだったのでしょうか?
もしかしたら
その後の苦しい期間を
乗り越えるために
見せてくれたのかもしれません。
どんなに困難に
見えたとしても
この世界は光輝く世界であるということを。
まあ
それによって
救われたかどうか分かりませんが
でも
僕が望む世界の感覚の原点に
なっているのは間違いありません。
あの感覚だけは
忘れることはないと思っています。
ここまで
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