失敗の効能

プロ野球、楽天の聖澤選手が
テレビのインタビューで
昨シーズンを振り返っていました。

聖澤選手は、
昨年のパ・リーグの盗塁王なんですね。

長野県出身の選手なんですけど、
プロ野球選手になるだけでなく、
タイトルまでとってしまうなんて凄いです!

ある試合で、
1打席目にノーアウトで出塁、
すかさず盗塁してアウトになったそうです。

今までだったら落ち込んで、
次は躊躇してしまうはず。

しかし、
その時はしゅんとせず、
次の打席も出塁し、
見事に盗塁を決めたんですね。

そのあとさらに2回盗塁を決めました。

1回目の失敗が、
あとの3回を成功へ導いたんですね。

1回目の失敗で
挑戦することを諦めていたら、
単なる一回の失敗で終わってしまいます。

しかし、
その1回の失敗を無駄にしなかった。

1回の失敗を引きずっていたら、
何も前へは進まないことを
まさに失敗の中から、
学んできたんできたのでしょうね。

プロ野球選手として
生き残っていくためには、
盗塁するしかない、
自分には走ることしかない。

プロ野球は
厳しい世界でしょうが、
やることもはっきりしている世界です。

やってだめなら、
もうそれ以上はやりたくてもできない。

だから、
今をやるべきことをする。

ダメだったら、
やり方を変えてやる。

もし、
1回目を成功していたら?

もしかしたら、
そのあとの3回成功はなかったかもしれません。

失敗が胸にあったから、
それを取り返そうと思ったから、
3回成功したのかもしれない。

1回目を成功していたら、
今日の自分の役目は達成してしまったと、
無難なプレーに終始したかもしれない。

それはそれで良いかもしれないけれど、
自分を変えていこう
という気持ちも起こらないかもしれない。

本当は、
1回の失敗からでも学べるし、
1回の成功からだって学ぶことができる。

ただ
失敗からの方が学び易いのも確かなこと。

失敗した全ての要素から、
変更点を見いだせるから。

でも
成功の場合は、
改善点は覆い隠されてしまう。

たまたまだったことも
実力の内に含められてしまう。

でもしっかりした目を持っていれば、
もちろん、
成功からも
失敗と同じだけのものを学ぶことができる。

その視点を獲得できるのも、
やはり、
失敗があってのことなんでしょうね。

人類って愚かなのか、賢いのか。

いや、
愚かなこともするけど、
賢い存在なのか。

いやいや、
愚かなことができるほど、
人間は許されているし、
愛されているんだなと思います。

そして、
ただただその愛に、
応えていくだけなんだなと思います。

失敗は、
自分がダメだから起こることじゃない。

失敗は、
今の自分に
足りないものを教えてくれる贈り物なんですね。

ここまで
読んでいただき
ありがとうございます。

是非読んだ感想をお問い合わせにてお送りください。


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