昨日のクローズアップ現代は
”お迎え”現象についてでした。
”お迎え”現象とは
死を間近にした人の元に
既に亡くなっている両親やペット
懐かしい風景が現れるというものです。
調査した4割の方が
経験しているということです。
まずNHKで
こういった内容の番組が
放送されていることに驚きました。
意識が混乱してきて
単なる錯覚を見たのだろう
では片付けられない何かが
そこにはあるからなのでしょうね。
インタビューでも
”お迎え”現象を体験した後
とても穏やかな表情で
死を迎えることができたと
語られていました。
番組の解説では
死が間近になったとき
防衛本能から錯覚を見させる機能が
人間には備わっているのではないか
ということでした。
また
病院内で亡くなられる場合には
あまり報告されておらず、
自分の家で
ゆっくり最後を
迎えようとするときに
体験するようです。
リラックスした状態で
自分の人生を
見つめ直す過程の中の一部分として
”お迎え”現象があるんでしょうね。
確かに
病院では気ぜわしい感じがして
なかなか
落ち着いた気持ちには
なれないでしょうからね。
人は
生まれる時
何も持たずに
この世界にやってきます。
この世を去るときも
何も持たずに旅立ちます。
それは
物理的なものだけでなく
観念、信念などもです。
ある観念を
強く持ちすぎてしまうと
手放すことが困難になるため
死の過程が
スムーズじゃなくなるといいます。
だからじっくりと
自分の人生を
振り返るための環境を作ることは、
とても大事なことだと思います。
そして、
その大きな気づきを与えてくれるのが
”お迎え”現象なんでしょうね。
生と死は
何かに分け隔てられたものではなく
生の延長線上に死が
ゆるやかに繋がっているんですね。
それを教えたくて
準備が出来た人の元へ
伝えに来てくれているのかも
しれないですね。
ここまで
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