天と民と己のために

昨日の歴史ヒストリアは
織田信長を記録し続けた男
太田牛一の話でした。

牛一は
「信長公記」を書いた人物なんですね。

まだ
小国の大名だったころの信長と出会い魅了され
日記に記録し続けていたんですね。

しかし
本能寺の変があったとき
牛一は
信長の最後の姿を見ることができませんでした。

信長が
どんな最後を遂げたのか知りたい牛一は
最後まで仕えていた侍女を探し出し
信長の最後を聞きます。

信長は
「是非に及ばず」
という言葉を残し
この世を去ったそうです。

さすが信長ですね。

「天が下した運命の前では
もはやしかたがない」
という意味だと言われているそうです。

天が自分を
選んだのなら
その役目を精一杯こなす。

しかも
あくまでも自分らしく。

そして
ここで死ぬのも
また運命ならば
潔くそれを受け入れる。

全てを
自分の責任として
受け入れた人だったんですね。

信長公記は
全15巻あるそうですが
巻末にはいつも
「めでたし めでたし」
と書いて締めくくっていたそうです。

しかし
最終巻の最後には
何も書かれていなかったそうなんですね。

牛一にとっては
信長が死んで
めでたいことなど何もないのだから
当然だと思います。

でも
信長としてみれば
それこそ
「めでたし めでたし」
だったのではないかと思うんですね。

天と
民と
己のために
全力で生き切ったわけですから。

そんな人物だからこそ
牛一は
最後まで
信長に
付いていこうと思ったのでしょうね。

ここまで
読んでいただき
ありがとうございます。

是非読んだ感想をお問い合わせにてお送りください。


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする