二人の天才打者
前田智徳と高橋由伸
二人の対談が
大変興味深かったです。
天才同士
一流同士の会話
一流同士だからこそ
分かり合える部分と
天才同士だからこそ
分かり会えない部分
二人は
共通点も多いのですが
決定的な違いがあります。
それは
打撃スタイルです。
前田氏ははすり足打法
高橋選手は一本足打法です。
前田氏からみると
高橋選手の一本足打法は
考えられないわけです。
一体どうやって
タイミングを取っているのって。
一方
高橋選手にとってみれば
一本足打法しかできないと言うんですね。
その中で
タイミングを合わせるしかないわけです。
早く始動したり
動きを小さくしたり
まず最初に
素早く自分の形を作り、対応する。
対応するための時間と余裕を
自分のスタイルの中で如何に作れるか。
自分のスタイルだけは崩せない。
年齢を重ねて
体力が落ちても
トレーニングでなんとか補って維持する。
他のスタイルはあり得ないから。
野球を
続けていくために
他のスタイルも
求めるべきじゃないかと
ちょっと思ったりもしたんですけど
高橋選手の場合
絶対的な自分のスタイルがあるから
より柔軟に対応できているんですよね。
もし
自分のスタイルもないのに
あらゆることに対応しようとすると
わけが分からなくなってしまいます。
基準がなければ
調子の良し悪しなのか
根本的な問題なのかが分からなくなりますよね。
コーチや監督の言うことに
一々振り回されてしまうんですね。
自分の中に
基準を持つって
とても大切なんですね。
天才とは
自分のスタイルを見つけるのが
早くて上手い人のことをいうのかもしれません。
瞬間瞬間に生きるとは
決して
ゼロでまっさらな状態で経験していくことではなく
自分のスタイルで
自分の世界を
より深く、より豊かに
広げていくことなのかもしれませんね。
ここまで
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ありがとうございます。
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