夕日を背景に、
浮かび上がる、シルエット。
犬を連れた親子、
散歩を楽しむカップル、
家路を急ぐビジネスマン。
自転車を漕ぐ学生たちが、
彼らを追い越して行く。
表情が見えないから、
逆に、
こちらの想像力が刺激されて、
漫画のように、
吹き出しが見えるような気がしてくる。
「今日、学校でね、、、」
「花が綺麗ね、、、」
「晩御飯何だろうな、、、」
見えては消え、見えては消え。
物語は続いていく。
まるで昔見た影絵が、
目の前のパノラマで、
上映されているかのように。
ここまで
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