「どんなことがあっても
自分をみじめにしないためには
論理療法のすすめ」
アルバート・エリス著
この本は
タイトルの中にもありますが
論理療法に関する本です。
論理療法とは
誰もが普段
ある程度は
やっていると思うんですけど
例えば
自分がダメだなと思って
落ち込んでしまった場合
それは
本当なのだろうか
自分の思い込みを検証します。
そして
自分がおこなった行為自体は
ダメかもしれないけれど
だからといって
自分がダメとはならない
といったように
自分に対する誤った考え方を
論駁することなんですね。
「論駁」なんて言葉
初めて知ったんですけど
かなり強い調子の言葉に思えます。
でも
そのくらいの
覚悟と意志を持ってやってほしい
という著者と訳者の意図を感じますね。
一回やっただけでは
なかなか性格は
変えられないということなんでしょうね。
なかなか変われない自分に
やっぱり自分はダメなのかなと
思ってしまいがちですけど
自分を変えていくことは
生半可なことではないけれど
でも
ちゃんと変えていけるんだ
ということなんだと思います。
僕は今まで
世に出回っている
成功法則本や
ダイエット本
性格に関する本など
これをやれば変えられるみたいな本を
沢山読みました。
読み終えた時は
やるぞ~って思うんですけど
結局
何も変らず
自分はダメな人間なんだと
余計に落ち込んで
どうせ
変われないんだと
拗ねたりしていたんですよね。
しかし
この本の中では
人はそう簡単には変われないんだと
書いてあります。
何度も何度も
古い自分の考えを論駁する。
それでも
まだ
変わったとは言えない。
行動して
初めて
変わっていける。
それでも
完全に変われるわけではないんですが
心理療法の大家が
これだけはっきり書いているのは
とても勇気づけられます。
僕がいままで
なかなか変われなかったは
別に
僕がダメ人間だからではなく
人間は
そもそも簡単には変われないものだからです。
むしろ
そんなにコロコロ変われてしまったら
その方が困りますよね。
変われたと
思い込むのもまた厄介です。
人は
一生をかけて
変わっていくものなのかもしれません。
自分の力で
自分のやり方で
着実に変わっていけるんですよね。
自分が
信じているものは
本当に正しいのか。
もし何か
違和感を感じるのなら
チェックしてみたら
良いかもしれません。
ここまで
読んでいただき
ありがとうございます。
是非読んだ感想をお問い合わせにてお送りください。