「無印良品は、仕組みが9割
仕事はシンプルにやりなさい」
松井 忠三著
子供の頃
西友の一角に
無印コーナーがあったのを
覚えているんですけど
今や
家まで作っているんですね。
とはいえ
無印良品は一時期
赤字になってしまったそうです。
そこから
立ち直るために行ったことに関する本です。
その中で
もっとも重要なことは
マニュアルを作ることだったんですね。
業務に関する
あらゆることを
マニュアル化したそうです。
一見
時代に逆行しているようにも
思えるんですけど
実は
常に
社員一人ひとりによって
アップデートされる仕組みに
なっているそうなんですね。
会社の上層部が
こうやれと押し付けるのではなく
社員一人ひとりが
改善点を上げて
理想とする業務を作っていく。
時代と共に変わっていく
消費活動や
それにともなう働き方の変化に合わせて
マニュアルを変えていく。
一人ひとりを
縛るためのものではなくて
一人ひとりを
輝かせるためのマニュアルなんですね。
オープンソースが世界を変える
で紹介したオープンソースの世界のように
私達の社会の在り方や
共通概念も
憲法や法律も
一人ひとりの意見が作っていく
今
そんな世界に向かっているのかもしれません。
マニュアルは
従うためにあるのではなく
作るためにあるなんて
それ自体が
上手い仕組みですよね。
人が持つ観念も
従うためにあるのではなく
常に
自分に合うように
作り変えていけるものなんだと
改めて思いました。
ここまで
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