自分に許可を出す

ファミリーヒストリーの
再放送がやっていて、
ついつい見てしまいました。

俳優浅野忠信さんの家族の歴史でした。

浅野さんのお爺さんであるウィラードさんは、
アメリカ人だったんですね。

進駐軍として、
戦後日本に来ていて、
イチ子さんと出会い、
浅野さんのお母さんである
順子さんが生まれます。

しかし、
進駐軍の引き上げとともに、
ウィラードさんは
アメリカに帰国しなければならなくなり、
イチ子さんと順子さんを連れて、
一緒にアメリカへ帰ろうとします。

しかし、
イチ子さんは、
新天地での暮らしの不安から、
アメリカには行きませんでした。

その後、
家族は二度と会うことはなかったんですね。

順子さんは、
ずっと、
ウィラードさんが、
自分たちのことを
思っていて欲しいと願っていましたが、
確信が持てずにいました。

しかし、
ウィラードさんが、
順子さんの写真を
肌身離さず持っていたことを知り、
感極まって涙を流していました。

父親の真実を知って、
観念が変わったんですよね。

自分の中では、
信じたい自分がいた。

だけど、
信じきることが出来なかった。

もしかしたら、
ウィラードさんを恨んでいたかもしれません。

しかし、
真実を知り、
観念が変わったとき、
願いが確信に変わったんですよね。

ウィラードさんは、
一日だって、
順子さんのことを
忘れたことはなかったと思います。

その事実は、
順子さんが知る前と、
何も変わってはいません。

ただ、
順子さんの中の事実が変わったのです。

ウィラードさんの気持ちを
感じることが出来て、
順子さんの中の
ウィラードさんの像が変わったんですね。

自分の思いにこだわり過ぎず、
相手を十分に感じきることが出来たとき、
相手と一体となり、
自分にとっての真実を見つけることが出来る。

どんなに
こうあって欲しいと思い込もうとしても、
観念が変らなければ、
世界は変わりません。

そして、
観念を変えられるのは、
他の誰でもない、自分なんですね。

そのための機会は
いつでも用意されていて、
あとは、
自分に許可を出すだけなのかもしれません。

ここまで
読んでいただき
ありがとうございます。

是非読んだ感想をお問い合わせにてお送りください。


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする