「零戦 老兵の回想」
を読みました。
著者の原田要さんは
零戦のパイロットとして戦い
戦争を生き抜いた方です。
本の中では
飛行機の操縦の極意について
書いてあるのですが
練習生のころ
教官が後ろに乗っているので
上手く操縦しようと
操縦桿を力一杯握っていると
よく怒られたそうです。
逆に
操縦桿から手を放すと
飛行機は安定して
教官から褒められたそうなんですね。
原田さんは
自分が飛行機を動かそうと
格闘していたんですけど
飛行機と自分が
一体となって動けるようになって
飛行が安定するようになったわけです。
うーん
人生も同じですね。
自分の思い通りに
人生を操ろうとするのではなく
人生と一緒になって
自分も動いていく。
それが
本当の意味で
自分の人生を生きる
ということなのかもしれません。
それは
決して
人生に流されるまま生きなさい
という意味ではありません。
人生と一体になって
生きることによってこそ
本当にあなたが望んだ生き方が
浮かび上がってくるということなんですね。
人生を
無理やり変えようとすれば
元に戻そうとする力が自ずと働きます。
人生とは
元々バランスを保とうとするものだからです。
結局
バランスを崩していたのは
自分だったんですね。
教官を後ろの載せた時の原田さんは
教官に良く見せようと操縦していました。
私達も
誰かに良く見せようとして
バランスを崩してしまうことがよくあります。
でも
本当は
飛行機と対話し
飛行機と一体となって操縦すれば
飛行機は勝手に
安定して飛んでくれるんですよね。
そういえば
サーフィンも同じですね。
波に抗うのではなく
波といかに
一体になれるかが大事だし
ウィンドサーフィンも
追い風の時はよいとしても
向かい風の時は
風と一体になれなければ
前にはきっと進めませんよね。
もし
何もかも上手くいかないとしたら
それは
何かを無理やり
変えようとしているのかもしれません。
それは
人生との一体感の欠如?
だとしたら
人生を信じて
その身を預けてみる時なのかもしれません。
ここまで
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ありがとうございます。
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