ちょっと前にNHKでやっていた
「好きだモノ。。。」という番組。
腕時計がテーマだったんですけど
日本の若き独立時計師が作る
腕時計型和時計がとにかく凄かったです。
でも
僕の中でより響いたのは
Gショックの開発秘話でした。
Gショックは
世界で一億本も売れているそうです。
きっかけは些細な思いつきで
「落としても壊れない丈夫な時計」
という提案。
しかし
実験を初めてみると
ソフトボール大の緩衝材が必要であることが
分かったそうなんですね。
なかなか開発は成功せず
謝罪して
会社を辞めよう思っていたとき
公園で
ボールを使って遊んでいる女の子を見て
閃きます。
点接触という
時計の心臓部をバネで宙に浮かす方法を
考え出すんですね。
開発者の安倍さんは言います。
「普通だったらきっと万歳みたいな
やったやったっていうような感じなんでしょうけど
これはOKになるまでの過程が
あまりにもつらい思いしかなかったので・・・
達成できました
それだけで自分はとにかくよかった
それしかなかったですね」
安倍さんの中では
本当は
最初から達成すること
それしかなかったんですね。
それ以外の気持ちはきっと
責任を果たしたい
期待に応えたい
責められたくない
自慢したい
という
外側に向けてのものだったんですよね。
その
外側に向けての気持ちが
視界を狭めてしまっていたわけです。
そして
さらにどんどん
自分を追い込んでしまった。
しかし
そんな
しがらみみたいものを
下ろすことが出来たとき
今まで見えなかったものが見えたんですね。
やらなきゃ
やらなきゃ
と思いつめていたものが
できても
できなくても良いんだ
と思えるようになって
自分の中の
ただやりたいという気持ちに気づいたとき
枠が外れたんですね。
自分が求めていたのは
誰かに自慢したいとか
そんなものじゃなくて
ただ作りたいという気持ち。
番組に出てきた時計師たちは
義務感からではなく
ただ作りたい
という気持ちで作っている。
だから
あんなにも素晴らしい腕時計たちが
誕生したんですよね。
3億円
なんて時計も登場しました。
機械式なのに
永久カレンダーを搭載しているんですよー
義務感では作れません。
形が見えてなければ無理です。
その形は
自分の中に存在し
見つけるためには
自分の外側の観念を取り除かなければならない。
自分の中の観念でしか
その形を取り出すことはできないからです。
安倍さんの
ただ達成した
それが何よりもうれしい
という気持ち。
それが
世界中に広がっているんなんて
こんなに嬉しいことはないですよね^^
ここまで
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ありがとうございます。
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