最近
サイボーグ009の平成アニメ版を
見てます。
原作に忠実に制作されているそうで
やはり現代のアニメの感覚とは
ちょっと違う感じがしますね。
ディテールに拘っていない分
メッセージ性がはっきりしてくるというか
そこが人気の秘密なのかなと思います。
今回見た回は
戦闘シーンがほぼ無しでした。
がしかし
それが何だか
サイボーグ009らしいな
と思えてきます。
ジョーは一人
旅に出ます。
少女が突然現れ
二人組の男たちに追われているから
守ってほしいと頼まれます。
少女は
ジョーをある場所へと
連れていきます。
その場所で
あなたの一番の願いを
叶えてあげると言います。
空には
天の川が広がり
流星群が降ってきます。
その流星群の
光に吸い込まれて・・・
ジョーは
幼いころの母親?に会います。
そして
ジョーは全てを理解します。
次の瞬間
ジョーは
涙を流しながら
電車に乗っています。
何故
涙を流しているのかわかりません。
駅を
降りるジョーを見つめる少女。
その傍らには
二人組の男たちが。
その一人が少女に
歴史が変わってしまわないように
ジョーの記憶を消したと告げます。
少女は
微笑みながら胸に手をやり
「記憶は消せても
きっとここには刻まれたはずよ」
と言います。
男たちは
意味が分からない
という素振りで顔を見合わせます^^
ジョーは
駅を出て
街へと歩き出します。
何か
とても
暖かい何かを携えて。
まず
流れ星を見ながら
タイムトラベルするシーン。
夜空に吸い込まれるのではなく
ジョーの瞳の中に
吸い込まれていくんですね。
真実は
自分の外側にあるのではなく
自分の内側にある。
自分の中に光がある。
それを
上手く象徴しているなぁ
と思うわけです。
それから
最後の少女が
記憶は消せても
心には刻まれたはずと言うシーン。
そうなんですよね〜
大事なのは
覚えているかどうかじゃないんですよね。
心に
種を植えることができれば
いつか
花を咲かせる時がくる。
人は
記憶が無ければ
何も無いと思ってしまいがちですけど
本当は
ちゃんと心には
暖かいものが残っているんですよね。
それが
アニメの中で表現されているということは
誰もが
そのことを本質的に
理解しているという証拠なんですよね。
僕達は
ただ
そのことに気付くだけでいいんだよなぁ
と思いました^^
ここまで
読んでいただき
ありがとうございます。
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