絶望と自分を知る快感

高校生の頃から、
生きることが、苦しくて苦しくて、

なんとか学校には行っていましたが、
現実の中でちゃんと生きれていませんでした。

そんな中、
加藤諦三さんの本を良く読みました。

「〜の心理学」など、
心理という言葉がタイトルに入っていたので、
心理学の内容が書かれていると思っていました。

しかし、
加藤さん自身は、社会学者だったんですね。

社会現象としては、
分析されているんですが、
解決方法まではちゃんと書いてなかったです。

もうどうしようもないとか、
覚悟して生きなければならないとか、
そんなようなことが書いてあったような気がします。

軽く絶望しましたね。

まあ、今考えてみると、
読む本を間違えていたなとは思います(笑)

でも当時は、
本を読んでいると、
まるで自分のことが書いてあるようで、

だから自分はダメなんだとか、
だから自分には生きる価値はないんだと、
自分に言い聞かせていましたね。

そして、絶望してましたー

だけど、
しばらくして気づきました。

やっぱり救われたい。

とはいえ、
自分自身を深く掘り下げて行く作業は、
妙な快感もありました。

心が落ち着かない時には、
よく加藤さんの本を読んで、
真正面から、
自分のダメさ加減と向きあっていたものです。

そうすると、
どういう場所であれ、
自分の位置が定まってくるんですね。

グラグラ感がなくなるような。

救い自体は、
得られませんでしたけど、
結果的に、
自分から逃げずに済みました。

逃げかけたことは、何度もありましたが。

苦しくて苦しくて、
本当に窒息しそうな状況で、
もう自分の内面を見つめるしかなかったんですが、

むしろ、
辛いと分かっている状況に入っていった方が、
楽に感じられたのです。

逃れきれないことが、
どこかで分かっていましたら。

今、こうしていられるのも、
実は、加藤さんの本を読んで、
徹底的に自分と向きあったからかもしれません。

と、本当に今、
改めて気づきました。

ちゃんと自分にとって、
意味あることをしてたんだなと思います。

自分と向き合うことは、
一見、辛いことに思えますが、
その方が、
結果的に楽になれるのかもしれません。

ここまで
読んでいただき
ありがとうございます。

是非読んだ感想をお問い合わせにてお送りください。


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