薄暗い空間
ひとりぼっちで
取り残されてしまった僕。
懐中電灯で
辺りを照らしてみる。
ここには
過去の栄光が眠っている。
でも今は
ただの見せ物。
子供の頃の僕には
憧れが一杯詰まった場所だった。
世界が寝静まったとき
彼らは動き出す。
かつての輝きそのままに。
自分が
成し遂げたことを
得意然に話す
彼ら。
戦いの中にいる
彼ら。
言葉を知らない
彼ら。
床を縦横無尽に走り回る
彼ら。
みんなが
みんなの為に助け合うことを
忘れずにいる彼ら。
時を超えて
彼らは存在している。
忘れてはいけないものが
ここにはある。
僕が自然に戻れる場所。
僕が
僕らしくいられる場所。
ここまで
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