違いを見分ける感性

あっという間に
三が日も過ぎてしまいましたね。

そしてもう
今日から仕事、
という方もいるんでしょうね。

年も改まったし、
これもまた、
いい機会として、
新たな自分でスタートしましょうね!

さて年末年始、
テレビを見ていたら、
恒例の芸能人格付けチェックがやっていたんですね。

以前はよく、
テレビを見ながら一緒になって、
こっちかなあっちかなとやっていました(^^)

楽器の音色とかは
なんとなく分かるような気もするんですけど、
演出だけは未だにさっぱり分かりません。

出演する芸能人は、
俳優、
ミュージシャン、
あとはスポーツ関係の方が多いですよね。

俳優は、
他人になりきるのが仕事ですよね。

良い悪いではなく、
とにかく演じる人を理解し、
その人になりきります。

例えば
料理を美味しく食べるシーンであれば、
美味しいと感じなくても、
本気で美味しい顔をしなくてはならない。

というか、
美味しいと思える
自分を作らなくてはならない。

だから、
高価な料理なら、
美味しいはずと自分に信じ込ませ、
美味しく食べることが可能かもしれません。

そうやって培ってきた、
高価な料理の味とはこういうもの、
というものを
自分の中に作りあげてきたのかもしれません。

ミュージシャンはその点、
ある意味、
自分が演奏したい曲を
演奏したいように演奏しますよね。

どこまでも
自分の感覚に従います。

というか
自分の感覚こそが全てですよね。

食べるものも、
あくまで美味しいものであるかどうかで、
味わうのかもしれません。

では、スポーツ選手は。

スポーツ選手も
自分の感覚が一番大事だとは思いますが、
チームメイトがいたり、
相手がいたり、
審査があったりと、
自分の中だけで完結するものではありません。

だから
値段があっての味なのか、
味があっての値段なのか。

以上のことを鑑みると、
一番ミュージシャンが、
本物を見分ける能力が高いのかなと思います。

自分の感性に從って
値段ではなく、
味で判断できると思われるからです。

俳優は、
ある意味、
自分を騙すことが得意なので、
値段で自分を
満足させることができるのかもしれません。

それが、
味から判断するとなると。。。

自分の中の基準に従うというよりは、
あくまで蓄積した味覚から
類推するにとどまるという感じなんですよね。

それにしても、
人は本当に
味だけで判断出来るんでしょうかね。

この価格で
この味なら納得、
と思えるから食べるのだと思いますが、

でも結局、
丹精込めて作られた
料理が持つエネルギーを味わう前に、
お金のエネルギーに惑わされてしまうんですよね。

お金のオブラートに
包まれた料理を味わっているんですよね。

しかも、
そのお金のオブラートにだって
根拠が無いわけではありません。

ちゃんと然るべき人が評価したからこそ、
高い値段が付いているわけですからね。

高い値段、
イコール、
公認されている、わけです。

なんて
ここまで書いてきて、
なんだかアホらしく思えてきました。

純粋に
料理の持つエネルギーを味わうのも、
お金のオブラートに
包まれたままのエネルギーを味わうのも、
結局、
大した違いはないと思えるからです。

ただ大切なのは、
自分が満足できるかですよね。

そして、
お金のオブラートだけ舐めて満足せず、
ちゃんとその中身まで
味わうことができれば、
それで良いのかなと思います。

自分は
何を味わいたいと思っているのか。

自分が
感じていると思っているエネルギーは何なのか。

豊かさとは、
エネルギーの大きさにもあるかもしれませんが、

種類の豊富さ、

そして、
その違いを見分ける感性を
持つことなのだと思います。

ここまで
読んでいただき
ありがとうございます。

是非読んだ感想をお問い合わせにてお送りください。


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