NHKのサラメシで、
作家の角田光代さんの手作り弁当を、
紹介していました。
角田さんは一時期、
プレッシャーで小説が書けなくなったそうです。
そんな時、
救ってくれたのが料理だったそうです。
小説は思い通りには書けないけれど、
料理は思った通りのものができる。
それが、ストレス解消になったと。
確かにそうかもしれませんよね。
でも、
料理だって、
卵焼きを作ろうと思ったら、
卵焼きができるけど、
どんな卵焼きになるのかは分かりませんよね。
素人レベルでは満足できても、
プロであれば、
思った通りに出来たかが気になるでしょう。
真剣に取り組むものであればあるほど、
不確定要素と言うべきか、
可能性と言うべきか、
余地が広がっていくような気がします。
そして、
思わぬ方向に転がっていき、
当初思っていた方向とは
ズレていってしまうでしょう。
その「ズレ」をどう感じるのか。
確かに、
自分の思った通りに
ことが運んでいかないのはストレスですよね。
でも、
もしかしたら、
そのズレていった先に、
その人が本当に、
描きたかったものがあるのかもしれません。
だから、
人はその作品に感動できるのだと思います。
真剣に取り組めば取り組むほど、
当初思っていたよりも、
ずっと素晴らしいものが出来上がっていく。
人生の面白さって、
そのズレにあるのかもしれませんね。
ここまで
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