買い物は共同創造

先日、服屋から
セールのお知らせが来ていたので
覗きに行ってきました。

特に何か買おうとは思ってなくて
お得で気に入ったものでもあれば
買ってもいいかなぐらいに思っていたんですね。

いつもお店に入っても
店員さんが
いきなり話しかけてくることはなかったので
安心してゆっくり物色していました。

ジャケットタイプの
カーディガンなんてよいかなぁと。

そうしたら
こういうときに限って
いきなり店員さんが近づいてきて
あれこれ説明してくれるんですね。

聞きたいと思うときには
誰もいないのにね〜

僕は
店員さんと話をするのが
結構苦手な方なんですね。

どうも
買わなきゃいけないような
雰囲気になってしまうというか。

買う気も無いのに
わざわざ時間を割いてもらうのが
心苦しいんですね。

いつも
会話に集中するというよりは
どこで
断りを入れようか悩む感じです。

でもって
店員さんの説明が始まって
このカーディガンなら
こんなシャツが似合いますよ
って話になったんですね。

一生懸命
コーディネートを提案してくれるわけです。

なるほどなって感じで
その提案してくれたシャツを
気に入ったんです。

でも
カーディガンは実は
あまり乗り気ではありません。

悪いなぁと思いつつ
適当にその辺は濁して
シャツだけ頂くようにしました。

ふー、と一息ついて
会計が済むのを待っていたら

今度は
僕はそのお店の会員になっているんですけど
今年中にあともうちょっと購入すれば
会員のレベルが一つ上がって
来年から凄いお得ですと・・・

そう言われると
やはり考えてしまうんですよね。

お得という
言葉は魅力的です。

でも
来年お得になるために
特別欲しくもない服を買う
というのは何か違う気がします。

お得になるために
買い物してるんじゃない

着たいと思う服を買いに来ているんだー

でも
断ったら
きっと店員さん
せっかくお客さんのためを思って言っているのに
なんだよーって
思うだろうなぁとも思ったりして。

しかし
ここは意を決して
今シーズンの冬服はもう揃えたのでやめときます
と伝えました。

案の定
その店員さんは
表情には出しませんでしたけど
素っ気ない感じの対応になってしまいました。

せっかくの買い物が
なんだか気まずい感じ・・・

店員さんのご機嫌を取らないと
こちらも幸せな気分になれないのは
なんだか納得いかず

もちろん
喧嘩したいわけじゃないし

自分の思っていることを
ちゃんと伝えなかったのは
悪いかもしれないけれど

どこまで
伝えればいいのか分からないし

でも
せっかく説明してくれるのを
聞かないのも悪い感じがするし

こういうことがあると
その度に
お店で買うことが
なんだかなぁ~と感じてしまいます。

だから
ネットで買ったりするのですが
今度はサイズで悩むし・・・

それにしても
店員さんの観念が
気になってしまうことがあります。

店員さんは
洋服選びのプロなわけで
なるほどなぁと思うことが多々あります。

しかし
こちらとしては
上手くは説明できないけれど
違和感を持つことがあるんですね。

その違和感を持ちながら
勧められるままに買って
結局一回も着なかった服が何着あることか・・・

もう同じ失敗はしたくないと
絶対自分が納得しない限り買わないぞ
なんて思いながら行くんですけど

その場の雰囲気に
流されてしまって・・・

結局
自分が自由に
選ばせてもらえてる
感じがしないんですね。

ここなんですよね。

自分の選択権が
どんどん狭められてしまうような感覚。

自分が
思い込んでいた枠を
せっかく広げたいのに

次々と
違う枠を持ってきては
ロックされてしまうような感覚。

こちらとしては
もっと
可能性を感じたいのにー

というのは
迷惑なお客ですかね。

買うという行為は
確かに選択するということなので
範囲を狭めていかなくてならないわけですが

他人の観念の中で
決めることではないですよね、きっと。

買い物は共同創造なので
ショッピングの楽しさを
もっとアシストしてもらえるとありがたいなと思います。

ここまで
読んでいただき
ありがとうございます。

是非読んだ感想をお問い合わせにてお送りください。


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