人生に足りないもの

もっと
これがあったならと
人生に足りないものを
思い浮かべる。

ただ
これさえあればと
人生で得たものに感謝する。

そんなことに
気づきもしなかったと反省する。

絵空事のようにも
外国語のようにも聞こえる。

僕達は
同じものを見ているはずなのに
同じ音を聞いているはずなのに
同じ今を生きているはずなのに。

死につつある僕達は
その残り時間によって
人生の見え方が変わってくる。

終わりが見える時

残りの時間に安らぎを求め

今あるものを
大切にしたいと思う。

まだ
終わりが来ることを
信じられない時

過去に退屈して

未来こそ
自分を満足させてくれると
信じている。

互いに
心を通わせた時

互いの
別々の真実を見る。

互いが
今を生きていることを知る。

自分が
気づけずにいた人生を
相手が
真剣に生きていることに
恥ずかしさを感じる。

でも
互いの人生に
ちゃんと大きな愛があることも
感じることが出来る。

もし
相手の人生に嫉妬するのなら
自分はまだ
自分の人生の真実を見つけてはいない。

相手の生き方や人生に
自分の真実があるわけではない。

ただ
何か欠片のような物を
発見出来た時

それは
自分の中に
その完成形がある証拠。

感情的にならずに
自分の人生を
ニュートラルに捉えることが
出来るようになったとき

自分の人生を
信じることが出来たとき

相手の人生に
幸あれと思えるようになる。

あなたの人生を生きてと
思えるようになる。

互いの人生に
命の輝きを発見し
私は
私の人生を
精一杯生きれば良いのだと
思い返してみる。

ここまで
読んでいただき
ありがとうございます。

是非読んだ感想をお問い合わせにてお送りください。


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