テレビで、
元宇宙飛行士の山崎直子さんが、
宇宙へ行った感想を語っていました。
飛行機で地上を見下ろすのと同じように、
もっと高い所から
見下ろすように感じるのかと思ったら、
実は、
地球を見上げていた、
と言われていました。
地球という限定された場所では、
人間は、
ちょっと傲慢にも、
あらゆる物を見下ろすような存在だと
思っていますが、
でも、
無重力の世界に出てみると、
全ての存在が同じ重さである世界が
そこにはあるんですよね。
感覚次第で、
自分が上にもなり、下にもなる。
自分の感じ方が、より自由になる。
昔Zガンダムで、
「重力に魂を引かれた人達」
みたいな言葉がありましたが、
確かに、
重力の世界で
人々は魂が鎖に繋がれたような
状態なのかもしれません。
だから、
宇宙に出るということは、
ただ単に
地球の外に出るということだけではなく、
地球という強力な観念の外に出る、
ということなんでしょうね。
そして、
人々はその強力な観念から、
自由になることを恋焦がれてきた。
ロシアの宇宙飛行士が、
人はもっと宇宙に出るべきだと、
言っていました。
その時には、
ピンとこなかったのですが、
山崎さんの言葉の後、
理解できました。
地球という、
限定された心地の良い場所で、
ぬくぬくと生きるだけじゃなく、
地球という奇跡を体験するために
宇宙に出ようと。
ある意味、
自分の目の前の世界は、
重力に引かれた魂が作り出した世界です。
上下があり、
良い悪いがある世界。
この世界で、
自由になるためには、
宇宙に出るか、
それとも、
自分の中にある小宇宙を感じるか。
今のこの状態は、
洗面器に溜めた水に、
顔を突っ込んで、
ブクブクやっている状態なのかもしれません。
もしそれが、
自分の世界だと信じきってしまっていたら?
そこから抜け出すには?
洗面器を突き破るか、
ただ、顔を上げるか。
洗面器を突き破るのは大変ですよね(^^)
ここまで
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