前回の美の巨人たちは
レオナルド・ダ・ヴィンチの
「聖アンナと聖母子」でした。
ダ・ヴィンチが
生涯手放さなかった3枚の絵画の内の一枚。
未完成の絵画。
ちなみに
「モナ・リザ」
も未完成なのだそうです。
絵画警察が
さまざまな謎を解いていきます。
最後に辿り着いた謎
それが未完成の謎。
刑事の一人が言います。
「終わらせたくなかった・・・?
追求と探求がレオナルドの人生だったとしたら
それは終わりのないものだったと思わない?」
もう一人の刑事が応えます。
「つまり
完成させることに意味が無かった」
ダ・ヴィンチの言葉です。
「画家は己を魅する
美を見ようとする」
ナレーションが入り
「未完成とは
間に合わなかったのではありません」
ダ・ヴィンチって
やはり凄いですね。
絵は
完成させなくては
意味がないと思っていました。
完成させないと
どこか落ち着かないし
気持ちが悪い感じするというか。
しかし
自分が成長し続けるとしたら
絵が
完成しないのは当然ですよね。
それが
生涯をかけて
描く絵であればなおさら
未完成のまま終わるのが
真実なのかもしれません。
それこそが真摯に
絵と向かい合う態度であり
この世界と向き合う態度なのだと思います。
ダ・ヴィンチは
絵を描くために
万物のあらゆる特性を研究していました。
この世界に存在する
あらゆるものの根底に流れているものが
見えていたのかもしれません。
だから
そもそも
完成させることに興味などなかった。
未完成の中に
可能性を残すというよりは
この世界の仕組み
この人生だけが全てではない。
それこそが
ダ・ヴィンチ・コード
レオナルド・ダ・ヴィンチの
ダイイング・メッセージだったのかもしれません^^
ここまで
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