「郷に入っては郷に従え」自分らしく何ができるか

「深イイ話」より

イタリア料理研究家の
ベリッシモ・フランチェスコさん。

今大人気だそうですが、
以前は日本人のように真面目に出版社に
売り込みをしていたそうです。

しかし、
全然上手くいかず、
挙句の果てにはイタリア人らしくないと
言われてしまう始末。

そこで、
開き直り、
女性好きな素の自分を出し、
出版社の女性をナンパしたそうです。

そうしたら、
それが受けて、
大人気になったということです。

この話を聞いて、
「郷に入っては郷に従え」という
ことわざは、
現代では通用しないのかなと思ってしまいました。

日本が好きだから、
日本人のように振舞ったのに、
全然相手にされなくて、

逆に、素の自分だとウケるのですから。

もちろん、
自分らしくあるということが、
結局、自分の魅力を
最大限に引き出すことになるのですが、

なぜ、
「郷に入っては郷に従え」
が当てはまらなかったのでしょうかね。

そこで、
はたと気付いたのですが、
ベリッシモさんの最初の行動は、
日本人が求める
イタリア人のイメージでは無かったんですよね。

日本人らしいイタリア人なんて、
確かに魅力的な感じはしません。

期待を裏切っているわけですから。

それが、
日本人がイメージする
イタリア人の姿に変わったわけですから、

実はちゃんと、
「郷に入っては郷に従え」
の通りだったんですね。

しかし、
これは単に偶然、

自分らしい姿と、
周りから求められるイメージが、
一致したから、
ことわざ通りになったという話なのでしょうか。

そこには、
ベリッシモさんの
日本に対する好意的な思いがあったから
ではないかと思います。

もし、
日本人を見下すような態度であれば、
誰も受け入れたくはないですからね。

日本に対する好意的な思い。

言い換えると、
枠組みを変えるということです。

捉え方を変える。

変な表現になりますが、
日本への愛情を持ってナンパする、
みたいな感じですかね。

すると、
何か相手の心に染み込んいくものが、
生まれるんでしょうね。

今ある環境の中で、
自分らしく何ができるかを考える。

それが現代の、
「郷に入っては郷に従え」
の僕の解釈です。

ある意味、
僕たちはどんな環境であっても、
自分らしさを
求められているんだろうなと思います。

ここまで
読んでいただき
ありがとうございます。

是非読んだ感想をお問い合わせにてお送りください。


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする