太陽を見上げている
でも何か、色が変だ
茶色がかかっている
サングラスのような
色の付いたフィルター越しに
見ているらしい
その太陽の周りには
蝶が
ひらひらと飛んでいるのが見える
色の付いたフィルターは
どうやら
太陽の光から
目を守るためらしい
直接見たら
目に悪いからだ
太陽は
直視する必要のないものを
象徴しているのかもしれない
だから
フィルターをかけて
目を守ろうと
潜在意識が働いている
そして
蝶は
この世界には
太陽以外にも見るべきものがあるのだと
教えてくれている
本来
綺麗な色をしている蝶は
モノクロに見えることによって
色がある世界が
外には存在することを教えてくれる
太陽は
この世にあるものを
照らしだす存在
世界の根幹をなす存在だけど
見るべきものは
太陽そのものではなく
太陽によって照らしだされた存在たち
例えば
蝶のように
目的もなく
漂っているかのように見えたとしても
ここまで
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