今日のお題は
映画「舟を編む」です。
「言葉の海
それは果てしなく広い辞書とは
その大海に浮かぶ一艘の舟人は
辞書という舟で海を渡り自分の気持ちを
的確に表す言葉を探しますそれは
唯一の言葉を見つける軌跡誰かと繋がりたくて
広大な海を渡ろうとする人達に捧げる辞書それが大渡海です」
大渡海という辞書の監修者の言葉です。
「今を生きる辞書」
人が進化を続けていけば
いずれは言葉は必要なくなり
テレパシーみたいな方法で
意思の疎通を行うんだろうと思います。
だから
僕の中では
言葉は
あまり重要じゃない
どうでもいい
みたいなところがどこかにあったんですね。
でも
じゃあなぜ
こんなにも
言葉を愛し
言葉にこだわる人が
いるんだろうと考えてみると
単純に人は
言葉によるコミュニケーションを
してみたかったんですよね。
好きなんです。
人は
いずれ進化して
この地球を去っていくだろうけど
それでも
この地球に生きることが
好きでやって来ているのと同じように
言葉によるコミュニケーションを
とことん突き詰めてみたい。
絶対的な
正しい言葉の使い方があるわけではなく
常に変化していく言葉を
誰にとっても
使いやすい状態に保っておくための道具
それが
辞書という観念。
時代と共に自由に形を変えていく観念。
誰かに媚びることなく
自分が正しいと思う観念を
常に選びとっていく
そのための指針となる観念
コアな観念
それが
明らかになることよって
定義されることによって
その言葉が
自分にとって
心地良いかどうかの
相応しいかどうかの
判断が容易になる。
辞書作りは
一見地味だけど
ダイナミックな時代の流れを
肌で感じることのできる
そして
選びとるための新しい観念を定義付けできる
エキサイティングな仕事なのかもしれませんね。
だから
最初はつまらないと思っていた人達が
最後はのめり込むように
辞書作りにハマっていく姿が印象的でした。
自分も
辞書作りに参加しているような
リアリティをついつい感じてしまいました。
まあ実際
僕たち一人ひとりが
ある意味
観念作りの担い手
辞書作りの担い手なんですからね^^
ここまで
読んでいただき
ありがとうございます。
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