『ザ・コンサルタント』愛情を求めるが故に、愛情を求めない立場に立たねばならない

お父さん
弟の方も
ちゃんと面倒見てあげなよ
と思いました。

高機能自閉症の兄
クリスチャンが
心配なのは分かりますけど

弟のブラクストンの方は
大丈夫だとばかり
放っておくなんて
可哀想過ぎます。

ケアが
全然されていませんよね。

というか
むしろ
クリスチャンを頼むぞ
くらいの勢いですからね。

しかも
ちゃんとそれを
ブラクストンに
伝えているのかさえ
怪しい感じです。

だから
案の定
クリスチャンは
まさしく天職であるかのような
会計士と暗殺者になれますが

ブラクストンは
凄腕ですけど
単なるボディーガードに
成り果ててしまいます。

似たような状況ですけど

最終的に

自ら選ぶことが出来た
クリスチャンと

選ばざるを得なかった
ブラクストン

この違いは
大きいように思います。

クリスチャンの方が
こだわりが強いので

絶対的な
満たされない感は

クリスチャンの方が
強いかもしれませんけど

相対的には
ブラクストンの方が
全然満たされていないですよね。

人生全ては
クリスチャンのためだった訳ですから。

お前は大丈夫だからと
目をかけてもらえない

気に入られるために
自分は分かっている感を醸し出す。

でも
幼い心は
愛情を求めているわけです。

愛情を求めるが故に
愛情を求めない立場に
立たねばならない。

ずっと
満たされない感情を
抱え続けてしまう。

最後の兄弟喧嘩
とても分かる気がします。

俺のこの苦しい気持ちを
分かってくれよって。

でも
感情をぶつけても
クリスチャンから
求めるような答えは
返ってこないわけで

ブラクストン
よく
ここまで
頑張ってきたね
なんて
思ってしまいました。

ここまで
読んでいただき
ありがとうございます。

是非読んだ感想をお問い合わせにてお送りください。


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする