「虚空」
昔から
好きな言葉なんですけど
何もない空間を
表す言葉です。
仏教の言葉ということもあり
それだけじゃないんだろうな
ということは感じているんですけど
とても
静かで
清々しくて
どこか
暖かくて
包まれているような
そんな感じも
するんですよね。
空間が
というか
自分が
とても満たされるような
感じがしてきます。
映画
『ジャージー・ボーイズ』
を見ました。
フォー・シーズンズ
知りませんでした。
ビートルズの前に
もっとも売れていたグループ
なんだそうですけど
知りませんでした^^
ただ
あの有名な
「君の瞳に恋している」
のオリジナルを歌っていたのが
メインボーカルの
フランキー・ヴァリなんですね。
そのフランキーが
映画の最後で語ったセリフです。
いつが最高かよく聞かれる
殿堂入りのとき?
レコードが売れたとき?
シェリーがヒットしたとき?どれも素晴らしかった
だが
街灯の下に四人集まって
まだ
何も起きていないころ
初めて
自分たちのサウンドが出来上がった何もかもが消え去って
ただ
俺達の歌だけが響いていたあの時が
最高だった
ん〜
なんか
とってもいいセリフですね。
実際には
まだ
何も起きていないけれど
でも
何もない空間だからこそ
彼らの歌は
際限なく
どこまでも響き渡り
余韻のような
バイブレーションが
深く浸透していったのかなと。
その瞬間を
感じることが出来たのなら
本当に
最高だろうなと思いました。
ヒットするかしないかは
自分達には
どうすることも出来ないことで
だからこそ
最初は
雑踏の中で
皆に聞こえるように
騒ぎ立てるのではなく
何もない空間で
どこまでも
浅く
深く
遠く
優しく
ありふれるように
馴染ませる
下地をしっかり作り
空間を
自分たちのベースの色に
染め上げて
後は
色づけして
ただ任せる。
雑踏の中で
いくら大声を挙げても
声が届く範囲は
たかが知れています。
何よりも
自分達の空間で
しっかりと
自分達の色を出すことが
大切なんですね。
空間には
空きがあると
それを埋めようとする性質があるそうです。
だから
様々なエネルギーが
集まった場所では
周りのエネルギーを
押しのけるようなパワーが必要になります。
それは
当然反発を受けるだろうし
様々な弊害を
生むことにもなると思います。
だとしたら
空いている場所を見つけて
自分達にとって
心地よいエネルギーで
その場を満たしてあげるほうが
無理なく
思い通りに
パワフルなことが
起きていくのだと思います。
それこそが
空間のパワーって
奴なのかもしれませんよね^^
ここまで
読んでいただき
ありがとうございます。
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