『バットマン:ダークナイト・リターンズ』恐怖の先に見えた希望

引退したバットマンが
復活する物語です。

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』
の元になったであろう作品ですね。

クリストファー・ノーラン監督の
ダークナイト三部作にも
影響を与えている感じがします。

近年のバットマン映画に
大きな影響を与えた物語。

それは
いかに身を引くかということ。

引き際を
どう演出するのか。

スーパーマンじゃないんだから
永遠に
バットマンではいられませんよね。

かといって
誰かにバットマンを
継がせるわけにもいかない。

スーパーヒーローの
時代でもありません。

政府が
ヒーローの力を
独占するだけです。

バットマンは
ヒーローの力を
還元しなければならないと
思ったんですね。

民衆が
先導者を求める機運に
今がチャンスだと思ったんでしょうね。

自らが
あるべき姿を示そうと。

必要なのは
先導者になるべき人ではなく
先導者になるべき
それぞれの自分自身なんだと。

バットマンの復帰に
誘われて
様々な存在達が動き出します。

まるで
バットマンが起こす
人々の意識の変革に
手を貸すかのように。

バットマン自身
自分を試すんですよね。

自分が
変革を起こせるのかどうか
それが
人々に伝わるのかどうか。

恐怖ではなく
望みによって。

新たな賛同者は現れて
バットマンの周りに
人が集まってきます。

そして
宿命の対決。

自己イメージを壊し
新たな自分への生まれ変わる。

旧態を象徴してしまっている
スーパーマンと
対峙することによって
それが完成する。

恐怖の先に見えた希望。

それが
年老いたバットマンの力に
なっているんでしょうね。

ここまで
読んでいただき
ありがとうございます。

是非読んだ感想をお問い合わせにてお送りください。


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