最近、
東京からの帰りのバスや電車の中では、
iTunesでダウンロードした映画を
iPadで鑑賞しながら帰ってきます。
便利な世の中になりましたよね〜
2時間以上はかかるので、
まるまる一本、
じっくり見るには調度良いです。
で、今回東京から帰ってくる際には、
「人生の特等席」を見ました。
クリント・イーストウッドが
主演なんですけど、
監督ではなかったんですね。
監督もやっているとばかり思っていて、
見終わったあと、
イーストウッドのわりには
穏やかな終わり方だなぁなんて思っていたら、
違っていたんですね。
でも制作には名を連ねているので、
やはりテイストは感じるところがあります。
さて、この映画は、
イーストウッド演じる
老いたメジャーリーグのスカウトのガスと、
有能な弁護士になった娘、
ミッキーとの親子の物語です。
不器用な父親とは疎遠になってしまった娘。
しかし、
ガスの体の異変を知り、
ガスを助けるためにミッキーは戻ってくるのです。
僕がこの映画で
一番感動したのは、
ミッキーがたまたま見つけてきた選手が
球団のテストを受けるシーンです。
その選手はピッチャーで、
マウンドに上がるんですが、
なかなか投げようとしません。
ミッキーは心配になって、
マウンドに駆け寄ります。
するとその選手は
「It’s just a game」(楽しんでます)
と答えるんですね。
それに対してミッキーも、
「It’s just a game」(楽しんで)
と言ってマウンドを離れます。
僕は英語は全然詳しくないのですが、
このセリフも、この訳も
この場面にとてもピッタリだなと思ったんです。
通常なら
enjoyとか
have funとかなんじゃないかなと思うんですけど、
「It’s just a game」ですからね。
直訳なら、
「ただの野球です」、
みたいな感じですかね。
でもなんだか
その緊張感のある中にも
気負いが無い感じにピッタリだなと。
和訳の「楽しんで」も
いい感じなんですよね。
「It’s just a game」に対する
「楽しんで」の絶妙なコンビネーション。
そして
その時ふと浮かんだのが、
「It’s just life」という言葉です。
すいません、
英語として合っているのか全然わかりませんが、
これはまさしく、
人生のことを言ってるじゃないですかと。
たかが人生、
されど人生、みたいな。
成功しても人生、
失敗しても人生。
良いことが起こるのも人生、
悪いことが起こるのも人生。
誰かを好きになるのも人生、
誰かを嫌いになるのも人生。
ポジティブに生きるのも人生、
ネガティブに生きるのも人生。
人生とはただただ、
そういうものなんだって。
あるがままにと言ってしまったら、
投げ出してしまっているように聞こえるけれど、
あるがままであることを受け入れるからこそ、
今ここから歩むことができる。
まさしく、
中庸って感じですね。
あるいは、
今を生きるということか。
そして
大人の自分が
子供の自分に対して
「今が大事なときなんだ、頼んだよって」
って言い聞かしているのかもしれませんね。
ここまで
読んでいただき
ありがとうございます。
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