シャーロック・ホームズ
現実を
見続ける
観察する
その最も
象徴的な人物ですよね。
だからこそ
最後の事件を引き寄せて
辛い結果を招くことに
なってしまったのかもしれません。
その時にはまだ
感情と対峙することも
願望に集中することも
出来なったんですね。
だから
忘れることが必要だったわけです。
ただ
感覚だけを残して。
そして
新たな出会いの中で
もう一度
感情と向き合うことになります。
頭脳明晰であるがゆえに
自分の論理の中で
答えを導くことが出来てしまい
感情にまで
至ること出来なかった。
思い出すための
一つ一つの行為が
悟らせるための行為となった。
そして
もうダメだと思って
手放した時
そこに
感情があることに
ようやく気づけたんですね。
優秀さも
一つのコントラスなんですよね。
今まで
犯罪者のような
特異な動機と行動をする人相手なら
良かったのですが
普通の人が相手だと
変人にしか見えないのかもしれません。
事件が起これば
頼りになる人だけど
普段接するには厄介な人
なわけです。
でも
優秀さがなくなって
ようやく
感じることに
意識が向くようになって
人は
自分の能力の限界を知った時
初めて
感情と向き合えるのかもしれません。
だとすると
能力が高すぎるのも
良し悪しなんだなと思います。
能力が高すぎで
相手に期待をさせてしまうし
その期待のために
落胆もまた大きくなり
重大なことを
引き起こしてしまうこともある。
問題を
解決しようとして
問題にフォーカスし過ぎてしまうが故に
一瞬
そこに救いがあるように
勘違いを起こしてしまう。
必要なのは
自分の感情と向き合うことだけ。
そうすれば
落ち着く場所は
自然と引き寄せられてくるんですよね。
時間はかかったけれど
その境地に達すことが出来て
良かったなと思いました。
ここまで
読んでいただき
ありがとうございます。
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