『トータル・リコール』確かな過去など存在しない

5月になったというのに
相変わらず寒いですね。

長野は本当に寒いです^^

みなさんも
体調にはくれぐれも
お気をつけくださいね。

さて
映画「トータル・リコール」
を見ました。

シュワちゃんの方じゃなくて
新しい方です。

あまり評判が良くなかったので
期待していなかったのですが
結構楽しめましたよ。

現代的な思想が
取り入れられていて
なるほどなぁと
思えるところがありました。

主人公のハウザーは
ブリテン連邦(UFB)から
スパイとして
レジスタンス側へと送られます。

そこで
レジスタンス側に寝返るのですが
UFB側に捕らえられ
記憶を消されてしまいます。

でも何かがおかしいと
感じるハウザーは
リコール社を訪れることから
物事は動き出します。

今の現実から
逃避しようとして
必然的に問題は起こるわけです。

それでもなんとか
レジスタンス側に戻ると
ハウザーは
自分が周りの人から
慕われていることに戸惑います。

自分だけが
自分の事を知らないのです。

自分はただの
人間だと思っているのに
周りからは英雄のように
思われてしまいます。

その居心地の悪さといったら
ないわけです。

だから
必死になって
昔の記憶を取り戻そうとします。

そして
真実を知る
レジスタンスのリーダーである
マサイアスに会いに行きます。

マサイアスは
ハウザーに
人は自分が何者か
過去に求めるが
答えは「今」にあると伝えます。

ハウザーには
過去の記憶がありません。

だからこそ
確かな過去を求めていました。

だけど
そもそも確かな過去など
どこにも存在しないわけです。

過去は
いくらでも
書き換えることができるからです。

人は
過去に縛られてしまいますが
そもそも
過去を
どう捉えるかは自由なはずです。

「今」という
この瞬間の自分しか
確かなものはありません。

「今」の自分しか
信じられるものはないんですよね。

人はこの世界に
記憶を無くして生まれてきます。

それは
まさしく「今」を生きる
ということを学ぶためなんですね。

ここまで
読んでいただき
ありがとうございます。

是非読んだ感想をお問い合わせにてお送りください。


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