映画
『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』
を見ました。
スカーレット・ヨハンソンが出てきて
ロバート・ダウニーJrが出てきて
でも
いかにも友情出演って感じで
なんでだろうと思ったら
主演の役者さん
監督もやられていたんですね〜
アイアンマンシリーズで
上記の二人とも共演していて
ボディーガード役をやっていたんですけど
頭よりは体力って感じだったので
まったく気づかなかったのですが
アイアンマンと
アイアンマン2の監督もされていて
才能のある方だったんですね^^
物語は
レストランで料理長を務めるカールが
Twitterの炎上をきっかけに
お店を解雇されてしまいます。
他のお店では
雇ってもらえないカールは
息子のパーシーらと
サンドイッチの屋台を始めることにします。
パーシーは
サンドイッチの最後の焼きを
担当するのですが
焼き過ぎてしまいます。
すると
カールは
パーシーを優しく諭します。
料理とは
自分にとって何であるかを。
カールから見ると
パーシーの態度は
一生懸命やってはいるように見えるけれど
どこか
他人事のように見えたんですね。
でも
カールにとって
人生そのものである料理は
自分が今
一瞬一瞬
こうして完璧に
存在しているのと同じように
常に
完璧に
存在しているはずのものであり
それを
一瞬たりとも見逃さず
この世界へと
取り出す作業を
しなくてはならないものなのだと
自分の中で描いている
料理というものと
パーシーの中にある
料理とはこんなものだという形との差異を
修正したというか
あるべき料理の形を
共有したというか
自然に
でも
絶対に無くてはならないものなんだと
もし
その料理が
存在出来ないとしたら
自分たちは
死んでしまっているに等しいと。
失敗した
しない
の話ではないんですよね。
失敗するべくして
失敗したのか
それとも
自分と真摯に向き合い
ベストを尽くして失敗したのか
ベストを尽くしたのなら
もう一回
作りなおせばいいだけです。
しかし
自分と向き合えなくなったとき
こんなものでいいかと思えた時
料理はおざなりとなり
結局
本当に大切なものを
大切に出来なくなってしまうんですよね。
そのことを
カールは
Twitterの炎上事件で
改めて知るわけです。
そして
自分が思い通りにやれる
小さな場所で
再出発をしたわけなんですよね。
自分が大切にしたいものを
大切にしたいだけ大切に出来る
小さな範囲から。
それを
ちゃんと見てくれている人がいて
その範囲は
徐々に大きくなっていきます。
今ここに
あるべきものを取り出してあげる。
それが出来るようになるためには
練習はやはり必要ですが
何よりも大事なのは
今ここに
本質が存在していることを
知ることなんですね。
後は
それを取り出すための技術を磨く。
何をすべきかは
当然分かる。
だから
当然
奇跡のような出来事を
平然と
何でもないかのように
この世界に生み出すことが
出来るようになるんですよね。
毎食ごと
目の前に並ぶ料理は美しい^^
ここまで
読んでいただき
ありがとうございます。
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