映画『ドクターストレンジ』
見てきました。
絶望し
闇に落ちたカエシリウス
主義を変えられず
袂を分かったモルド
ヒーローとなった
ストレンジ
3人とも
何かを強烈に求めて
エンシェント・ワンの元を訪れます。
エンシェント・ワンが
何かを授けてくれると
信じていたんですね。
絶対視していたわけです。
だから
モルドとカエシリウスは
闇のエネルギーに頼るエンシェント・ワンに
絶望してしまいます。
カエシリウスは
今度は
その闇のエネルギーを絶対視し
頼ろうとします。
モルドは
誰も信じることが出来ず
魔術そのものを
絶対的なものにしようとするのか。
一方
ストレンジは
医学界では既に
絶対的な存在みたいなっているんですね。
自分の力に
酔っている部分もありますが
物事の原理を
心得ているとも言えます。
そのおかげで
エンシェント・ワンに出会い
未知のものに遭遇し
ショックを受け
魅せられてしまいますが
でも
その原理に
興味を抱いていくんですね。
人は
未知のものに遭遇してしまうと
思考停止に
なってしまうところがありますよね。
そして
絶対的なものとして
頼り切ってしまう。
自分はか弱い存在で
導いてくれる存在が必要だと。
しかし
ストレンジは
ショックは受けますが
常に原理を学ぼうとします。
あくまでも
自分が選択する者で
あろうとするんですね。
一方的に
頼り切っておいて
違うと分かったら
態度を翻すカエシリウスとモルドとは
違うわけです。
時に
自分を見失ってしまうこともあるけれど
それはただ
見失ってしまうだけで
見つけてしまえば
安定を取り戻せるのですが
カエシリウスとモルドは
何かが
自分に安定をもたらしてくれると
思い込んでいるわけですね。
事故で
機能を失った手を治す方法を
あらゆる手を尽くして探しますが
その時も
原理が分かっているから
自分自身で
吟味し選択していきます。
そして
エンシャント・ワンが
闇にエネルギーに頼っていることを
知っても
寛容な態度を示します。
それだって
原理を知ったからですよね。
闇のエネルギーを使うことも
必要だったから
適切?に使えばいいのだと。
結局
自分という存在の
捉え方の違いなんですよね。
ストレンジを
上から目線と評していますが
だから
ヒーローになれたのだし
上から目線でなければ
闇のエネルギーの親玉と
対峙することなんて出来ませんよね。
ただ
浅はかな
上から目線であっただけで
バランスの良い
上から目線は
こうあるべき魔術師を超えて
自分らしい魔術師に
なれるんだろうなと思います。
ここまで
読んでいただき
ありがとうございます。
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