『マリアンヌ』生き方にこだわらない、自分にこだわる生き方

最後の最後まで
マリアンヌが
何を求めていたのか
よく分かりまんでした。

でも
娘への手紙を
マリアンヌという名前で
締めくくっていたことで
ようやく分かりました。

はたから見たら
裏切り者
偽りの人生であっても

彼女にとって
マリアンヌとしての人生は
掛け替えのない
本物の人生だったんだなということを。

過酷な状況の中で
巧みに生きる能力があって

だからこそ
自分自身やマックスを
追い詰めることにもなってしまったけれど

ささやかな幸せを
掴むことが出来たわけです。

何か一つだけを得ることが
困難な時代。

生き延びるだけなら
もっと賢い生き方が出来たはずです。

戦時中の
工作員同士の結婚なんて
如何にも問題ありですよね。

でも
マリアンヌであることを
選んだんですよね。

マリアンヌであり続けることで
人生の中で価値あるものを
作り出せたわけですから。

それを奪われるくらいなら
当然
自分の命を懸けることも
厭わなかったわけです。

自分が守りたいものを
守ることが出来て
幸せだったのではないでしょうか。

だから
切なくも美しい
エンディングになったんでしょうね。

どんな人生を生きるかなんて
関係ないんですよね。

どんな人生だって
自分らしく生きることが出来るし
生き切ることが出来る。

生き方にこだわらない
自分にこだわる生き方

それを教えてくれる映画でした。

ここまで
読んでいただき
ありがとうございます。

是非読んだ感想をお問い合わせにてお送りください。


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