ブレイドは
妊娠中の母親が
バンパイヤに噛まれて
バンパイヤと人間のハーフとして
誕生します。
そのおかげで
バンパイヤと同等の能力を持ちながら
日光、銀、ニンニクが効かないんですね。
ただし
吸血衝動に
苦しめられていて
血清を打って
苦しみに耐えています。
そこが
バンパイヤとの違いだと
プライドを持っているんですね。
ブレイドたらしめている部分です。
人間側にも
バンパイヤ側にも
どちらにも属さない存在
自分で選ぶことが出来る
そこが
ブレイドの強さの秘密なんですね。
人間にしても
バンパイヤにしても
どこか
被害者ぶっていて
他人任せで
自分の属性に
縛られてしまっているわけです。
でもブレイドは
運命を
積極的に受け入れて
自らが決断して生きている。
人間にしても
バンパイヤにしても
大多数に属していて
安心できるけれど
でも
どこか周りと外れていないかと
不安になるんでしょね。
安心したいが故に
不安になってしまっています。
若い頃
ブレイドは
孤独で
自分が誰なのか分かりませんでした。
しかし
ウィスラーに出会うことで
何者であるかを知り
自分は自分でしかない
ということを知ったんですね。
一方
敵ボスのフロイトは
バンパイヤに噛まれて
バンパイヤになりました。
純粋なバンパイヤとは
扱われ方が違い
不満を持ちます。
自分のアイデンティティが
見出せません。
だから
パワーをつけて
人間もバンパイヤも
自分の前に
跪かせようとするわけです。
一見
同じような境遇に見えて
全然違う
ブレイドとフロスト。
勝負は
最初から見えていますよね。
力に頼って
力に驕ったフロスト
究極の力を得たら
そこで思考停止です。
一方
自分の中の答えを
求め続けるブレイド。
自分を信じ
諦めず
常に自分の居場所を見つけ
バランスを取り続けます。
不安定な状況
つまり
変化し続ける状況において
安定そのものを求めるのか
それとも
変化し対応し続けることによって
安定したバランスの良い心の状態を作るのか。
自分の出自さえもきっかけとして
自分を貫く
ブレイドの格好良さ
それが
ヒーローの証なんですね。
ここまで
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