現在地を確認するために起きている

映画「風立ちぬ」

まだ見てないんですけど
なんとなく気になってます

主人公のモデルは
あの零戦を設計した堀越二郎さんなんですね

いてもたってもいられなくて
堀越さんの著書
「零戦ーその誕生と栄光の記録」
を読んでみました

零戦って
本当に優秀な戦闘機だったんですね

でも
だからこそ
戦局を広げてしまったのかな
と思わずにいられません

優秀であるがゆえに
戦えると錯覚してしまい

優秀であるがゆえに
実際 相手を恐れさせ

徹底的にやらねばならない
と思わせてしまったのかもしれません

日本は常に
劣勢の中で
究極的な頑張りで
相手の想像を
超えるもの作ってしまったんですね

本の一文にこんなことが書いてありました

「われわれ技術に生きる者は、
根拠のない憶測や軽い気持ちの批判に
一喜一憂すべきではない。

長期的な進歩の波こそ
見誤ってはならぬと、
われとわが心をいましめつつ、
目のまえの仕事に精魂を打ち込んだ。」

周りの将校や
現地からは
ここをああしろとか
それはいらないとか
いろいろ言ってくるわけです

その一つひとつに
対応していたら
まともに飛ぶことすら
できなかったもしれません

しかし
つねに長期的なスパンで
物事を見ることによって
どこの国にも負けない
零戦が生み出されたんですよね

人生だって
心を迷わすことが
もう これでもか
っていうくらい起きますよね

その一点一点に
集中してしまうと
どれもが 正しく思えてもきます

ですが そこで
長いスパン
高い視点
で見ることによって
全体像に及ぼす影響が明らかとなります

単なるインパクトでしかないのか
大きく舵を切ったほうが良いのか

いずれにせよ
目の前で起こることは

未来を見据えた
今あるべき 現在地
を確認するために起きているんだなあと

ここまで
読んでいただき
ありがとうございます。

是非読んだ感想をお問い合わせにてお送りください。


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