『ヒア・アフター』死者との繋がり

映画「ヒア・アフター」
を見ました。

何の予備知識もなしで
見たんですけど

死後の世界を
扱った内容だったんですね。

しかも
冒頭で
いきなり津波に襲われるシーンがあり
ちょっとショッキングでした。

マーカスとジェイソンは
一卵性双生児です。

兄のジェイソンは
マーカスの身代わりとなって
交通事故で亡くなります。

二人の母親は
薬物中毒で
マーカスは里子に出されてしまいます。

マーカスは
心を閉ざしてしまって
里親にはどうすることも出来ません。

ひょんな偶然?から
マーカスは
霊能者のジョージと出会います。

ジョージは
ジェイソンからのメッセージを
マーカスに伝えます。

いつもお前を
守ってきたけれど
これから自分の力で頑張れ

いつも
そばにいるから

双子は
二人で一人だと。

マーカスは
一人では寂しいから
置いていかないでと言います。

大切な人を失った苦しみから
ジョージを訪れる人が沢山いるんですね。

しかし
死者と会話が出来たとしても
現実そのものは何も変わりません。

ただ
それは
仕方がないことなんだと。

悔しいとか
辛いとか
悲しいとか

相手が亡くなってしまうと
何もかも無くなってしまって

その人に対する
自分の感情だけが
残されたように感じてしまいます。

自分の感情で
一杯になってしまうんですね。

でも
肉体としては
この世界に存在しないけれど
ちゃんと存在していて

自分の感情を
分かってくれているんだと
理解することができたとき

目の前にいないことは
寂しいことだけど

存在と存在との繋がりは
そもそもが
非物質的な繋がり
そのものなんだってことが分かるんですね。

それは
生きていた時だってそうだったし
これからも変わらない。

それが
どこかで理解できたとき
残された者は
もう少しだけ
この世界で
生きてみることを選択できるのかなぁと。

僕には
こっちの世界でやることがあり

君には
あっちの世界でやることがある。

僕達は
片時も離れたことがなくて
いつでも一緒に
別々のことを楽しんでいる。

ここまで
読んでいただき
ありがとうございます。

是非読んだ感想をお問い合わせにてお送りください。


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