メリー・クリスマス!
と言っても
これといって何もありませんが。。。
でも、
今年は
クリスマスに雪もあるし、寒いし、
演出的にはいい感じですね。
さて、
今日は「アベンジャーズ」です。
公開時に映画館で見たんですけど、
ヒーローが勢ぞろいして、豪華で、
すごく面白いんだけど、
大味な感じもしてたんですよね。
そこで今回、
iTunesで配信が開始されたので、
もう一度じっくり見直してみました。
そうすると、
ちゃんと一人ひとり、
各ヒーローの内面が描かれていたんですよね。
トニー・スタークと
ブルース・バナーは、
形は違えど、「変身」します。
トニーはアーマーを装着して
アイアンマンになります。
ブルースは怒りを感じると
ハルクに変身します。
二人は
二つのアイデンティティを持つことになるんですね。
それでも、
トニーは、
自らの意志でアーマーを装着し、
コントロールすることができます。
それに比べてブルースは、
ハルクに変身するかしないかは
ある程度コントロールできますが、
ハルクになってしまうと
コントロール不能になってしまいます。
自分の中に、
ハルクという
もう一つの人格を持つことに苦しむんですよね。
トニーは、
爆弾の破片が心臓に刺さらないように、
アーマーの動力源である
リアクターを胸に埋め込んでいる。
だから、
自分とアーマーは切り離せないものであり、
自分を守ってくれる存在だと言います。
ブルースにとっても、
ハルクは忌むべき存在ですが、
同時に、
自分の命を救ってくれる存在でもあります。
ブルースは
なかなかそれを
認めることはできませんでした。
ハルクのおかげで
最愛の人の側にいられないからです。
しかしハルクは
ブルースあっての自分だと知っている。
だから、
ブルースのことを守る。
必要なのは、
ブルースが必要なときはブルースとして、
ハルクが必要なときにはハルクとして、
その状況に応じて、
アイデンティティを切り替えていくことなんですよね。
身の危険が迫っているのに、
あくまでもブルースでいることに
こだわっていたら、
命の危険にさらされます。
知性が必要な時に、
ハルクになって吠え続けられても、
何の解決にもなりません。
ブルースがするべきことは、
ハルクを消し去ることではなく、
ハルクという存在を認めてあげて、
ハルクの力が必要なときには
その力を発揮させてあげることです。
そうすれば
ハルクも存在し続けるために、
ブルースの社会生活を
守ってくれるんでしょう。
ブルースとハルクの関係性って、
まさしく
インナーアダルトと
インナーチャイルドとの関係そのものですね。
社会生活を送る上で
知性が必要な時はインナーアダルトが、
休日で
思いっきりエンジョイするときには
インナーチャイルドが、
それぞれの自分を表現する。
自分の中にあるものは、
意味があるから、そこに存在している。
そして、
その存在を認めてあげることで、
必要なときに
その力を発揮してくれるんですね。
ここまで
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