『LOGAN/ローガン』
見てきました。
残虐なシーンが多かったですけど
いい映画でした。
様々な伏線が
散りばめられていて
でも
それが
嫌味でもなく
わざとらしさもなく
とても練られていて
自然な感じがしました。
それは
ミュータントという
特異な存在だから
無理が無理に
見えなかったからなのか
それとも
本人が
事の事情を話すのではなく
別の人の語らせることにより
憶測でしかないことが
抵抗感を弱めたのかもしれません。
映画の中で印象に残ったのは
ローガンが
ローラに
「奴らの思い通りになるな」
と言う場面でした。
自分の特殊性
そして
その特殊性を
利用しようとしてきた人たち
それは
敵味方関係なく
そういったものに
翻弄され続けた人生だったんですね。
勝手気ままに
生きてきたように見えるけど
その特殊性ゆえに
自分のためだけに
生きることが出来なかったわけです。
許してもらえなかったし
自分に許すことが出来なかった。
でも
だからと言って
それで
どれだけの人を
救うことが出来たのか。
本当の意味で
誰も救うことは出来なかったし
自分自身を救うことも
出来なかったんですよね。
そのローガンが
最後に
その特殊性のためにではなく
自分のために戦ったのが
この映画なんですよね。
だって
もうローガンは
標的にさえなっていないわけですから。
一番強いわけでもありません。
どうでもいいくらいの存在に
なっています。
敵も
ローガンを
もう恐れません。
要するに
そこに加わるかどうかを
自分が選択することが出来る状態に
なったんですね。
ボロボロになって
ようやくなんですけど
それもまた
人間らしいですよね。
そして
そこで
生き切るのも
ローガンらしいです。
自分らしい生き方
未来への希望
幸福感
人は
いつでも
それを手に入れることが
出来るはずなのに
散々
苦労してやっと
手に入れている。
ローガンは
不死身なゆえに
それを
知るために100年以上も
かかってしまったんですね〜
だからこその
言葉の重みを感じます^^
ここまで
読んでいただき
ありがとうございます。
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