奇妙な映画でしたね。
現実感のない人
現実感のない話
現実感のない状況ばかり。
みんな
偽物の人生を生きている
というか
何かによって
生きさせられている。
そして
それが真実だと思っている
あるいは思いたい。
自分のせいにする人
他人のせいにする人
どちらにしても
自分の責任で
自分に自信を持って
生きてはいない
そこに一体救いはあるのか。
破滅に向かう道で
いかに気づけるのか。
一番ダメダメな描かれ方をしていた
レイチェル
アルコール依存症で
自分を責め続けて
他人を恨み続けて
そこから
這い上がれずにいます。
自分を騙すのが下手で
虚構の現実世界を
上手く生きられないでいる。
上手く演じているように
見える人たちにとっては
レイチェルみたいな人は
面倒くさい人に
なってしまうんですよね。
でも
だからこそ
もっとも
本当の自分に
近いところにいる
とも言えるわけです。
バランスを崩したレイチェルは
常識を無視して
人々の仮面の裏側へ踏み込み
真実の断片を
垣間見ることになります。
狂った世界で
バランスを崩しているようで
本当はバランス感覚の優れたレイチェル
なわけです。
もっと
自分を信じて
自分にとって何が真実なのかを
自分の目で確かめてほしい
そんな
メッセージを感じました。
バランスを崩した時
それは
真実に近づいていることを
表してくれているんですね。
ここまで
読んでいただき
ありがとうございます。
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