『009 RE:CYBORG』人は魅せられてしまうと、そう簡単に目を覚ますことが出来ない

TVシリーズを見ていたら
映画も見たくなってので
「009 RE:CYBORG」見てみました^^

「彼の声」
によって引き起こされる事件。

「彼の声」が
聞こえる者の前には少女が現れます。

高校生の009の前には
同級生の女子高生が

その他のメンバーの前には
光り輝く天使のような少女が。

009だけが
目を覚ますことができるんですけど
それは一体何故なのか。

他のメンバーは
天使に魅せられてしまうんですね。

非現実的な存在であるがゆえに
心を奪われてしまいます。

しかし
009の前には
平凡な女子高生が
違和感なく存在していました。

「彼の声」は
それを耳にする人にとって
聞こえ方、解釈が違ってきます。

天使のような少女を見る者には
ここではないどこかに
理想郷があると信じさせ

009には
この平凡な日常こそが
あるべき世界なのだと教えます。

「彼の声」は
人々を呼び覚ます声。

それに
どう反応するかは
この現実世界に対する見方で
大きく違ってくる。

やり直したいくらい
この世界はダメなのか

それとも
いまのこの世界だからこそ
僕達は存在する価値があるのか。

天使のような少女は
この世界との乖離を象徴し

同級生の女の子は
何気ないありふれた日常を象徴していた。

だから
気づきにくくはあったけれど
目覚めやすかったといえるかもしれません。

そして
二度と
見誤ることはなかった。

しかし
人は魅せられてしまうと
そう簡単には
目覚めることはできません。

それは
世界を破壊するパワーにさえなる。

その危機から
世界を救えるのは
世界と一体感を持ち
自分のこととして
戦える者だけなのしれません。

好むと好まざるとに関わらず
機械と人間が融合した
自分という存在を意識せざるを得ない
サイボーグこそが

そのことを
世界に指し示すことが
出来る存在なんですね^^

ここまで
読んでいただき
ありがとうございます。

是非読んだ感想をお問い合わせにてお送りください。


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