『神様メール』縛られて生きてもいいし、自由に生きてもいい

意地悪な神様が
パソコンで
この世界を操作しているんですね。

娘のエアは
父親への反発心から

パソコンから人々へ
死期を知らせるメールを送り
パソコンをダウンさせ
家を出て
この世界へやって来ます。

人々は
自分の死期を知り
今までの生活を捨て
生きたいように生きる事を決めます。

神様は
大変なことが起きたと
エアを追って
この世界にやって来ます。

死期を迎える人々は
砂浜に集まってきます。

エアの母親は
夫である神様がいなくなると
ちょっとだけ
生き生きとしてきます。

そして
パソコンがある部屋の
掃除をしようと
パソコンの電源を抜きます。

その瞬間
人々の死期が
リセットされるんですね。

再びコンセントを挿すと
パソコンは再起動して
母親は
空の壁紙を変えたりと
自分の思い通りに
この世界を変えていきます。

それを
見て人々は喜びます。

最初
人々は
自分の死期を知って
今までの生き方を改めます。

自分の好きに生きようと。

でも
結局それは
死期が
目前に迫ったためなんですよね。

依然として
死期に
縛られてしまっているわけです。

死期が迫っているから
これをやめ
あれをやると。

最後は
砂浜にみんな集まって来るわけで

それも
ある意味
縛りの中にいる証拠なんですよね。

だから
死期が
リセットされて

ようやく
本当の自由を手に入れます。

というか
自由であることに気がつきます。

縛られて生きてもいいし
自由に生きてもいい。

元々
私たちは
自由な世界を生きているんですよね。

エアの母親は
一見
ただ夫に従って
何も考えていないように見えて

実は
限られた環境の中で
純粋に自由に
生きていたんだなと。

エアは
父親に縛られて
家を飛び出します。

父親である神も
エアを追いかけて
自分が作った世界に来て
散々な扱いを受けます。

自分自身に
縛られた結果ですよね。

エアの母親だけが
同じ場所に居続けることが出来て
状況の変化に柔軟に対応して
生きています。

その都度
楽しみを見つけていくんですね。

だから
世界中に
笑顔を広げることが出来たんだなと^^

ここまで
読んでいただき
ありがとうございます。

是非読んだ感想をお問い合わせにてお送りください。


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